1994年9月 時はオーストラリアの乾季にあたる。
1990年にはアメリカ大陸を車で走り回った。そして、また日本とは違うスケールの道を走りたくなった。
ある雑誌にオーストラリアの赤い大地に伸びる一本のダート道が掲載されていた。
この写真一枚で興味が湧いた。そして決断した。旅の切っ掛けなんてそんなものだ。
今度はオフロードをテーマにしよう。
バイクか?車か?
バイクでオフロードを走ることは、趣味程度のモトクロスをしていた私には苦にならない。
でも、オフロードバイクじゃ荷物が積めないし。
今回は、車でいいかな!?
シドニー発ケープヨーク経由の半時計回りの旅に出発。
シドニー着から車の入手、一周後のデータなどは旅の概要でご覧下さい。
何故にヨーク岬へ?
なにせ1994年。インターネットは一般的でなく、まだパソコン通信とかいわれた時代。書籍でも豪州のマイナー道路などの情報収集は困難である。情報は収集しすぎると、単なるそれを確認に行くだけの旅になり、私向きではない。
理由は、ケープヨークの北端までダートロードが続いているようだ!
未舗装が片道700kmほどあるような情報は入っていた。現地では数年前から知られはじめ、この頃すでに多くのライダーが踏破していたようだ。だが、私は旅の前半に日本人宿に泊まることもなく、詳しい情報もないままイラストマップのような地図だけを頼りに突入した。
途中で旧道(オールドルート)と新道(バイパス)に別れる事は知っていたものの、有名な難所「ガンショット」など知るよしも無し。後に「ガンショットは通りましたか?」の問いに「何それ?」と応えたくらいである。ジャーディンリバーは渡船と自力渡りの選択可能は知っていた。
この旅で現在は当たり前の情報網、連絡手段、GPS、デジタル機器のなかで 「あったら良かったのに!」 と思うのは デジカメ である。

カタジュタ前
その他ケープヨーク以外にもオーストラリアには色々なルートがあります。キャニングストックをはじめ、タナミやシンプソンなど。
単独で行けて、なお変化があって面白い。最悪な事態でも1日以内に誰かが来る。この条件を満たすのがケープヨーク。お勧めします。
